よるのびょういん

ええ、わたしも小さいころ読みましたよ。

よるのびょういん

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ページが全部モノクロ写真だったのを妙に覚えています。

あと、ブドウの種を食べると盲腸になるのかと怖くなりました。笑

ブドウを種を飲み込まないように気を付けていた人は多いはず。

 

さて、なんで「よるのびょういん」かっていうとですね。

さっき病院のなかを歩いたからです。それだけです。きょうはそのとき感じたお話です。

 

日曜夜の病院は、救急部以外真っ暗です。必要最低限の電気しかついていない。人もいない。

 

この雰囲気はちょっと怖いなと思いつつ、なんとなく懐かしくなるんです。

 

それは、わたしが日曜日の病院にばかり行っていたからです。

 

わたしは、とくに大病もなく、小さいころから病院のお世話になることはありませんでした。あったとして、近所の皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、小児科くらいかなあ。大きな病院に行かなきゃいけないような病気になったことがありませんでした。

 

だから、日曜日の病院に行っていたのは、病気の治療目的じゃないんですよ。父が医者で、なんとなくついていってたんです。ちょっとしたお出かけです。

 

日曜日だから、昼でも人はいないし電気もついていない。正面玄関入ってすぐの受付のソファに座って、ずっと本を読んでました。ゲーム…、はしたかなあ。

青い鳥文庫の「巌窟王」と「ああ、無情」は絶対ここで読みました。

すごい感動したのを覚えてます。

 

で、仕事を終えた父が迎えに来てくれるのを待ってました。

たまに外の広場で遊んだり、食堂であんみつを食べたり、楽しく過ごしてました。

 

だから、人がいなくて薄暗い病院って落ち着くんですよ。

平日の病院に行ったとき、「人がいる!お医者さんがいる!患者さんが運ばれてる!」ってちょっと興奮しましたもん。やや不謹慎なガキですね。

 

わたしが大きくなって、日曜日の病院通いは終わりました。

医学部なので、たまに休日の大学病院に行くと、ほっとします。

 

ひょっとしたら

日曜日の病院で本を読む楽しさを知ったのかもなあ。暇だから 笑

 

と、病院で遊んでいたころを思い出しながら、薄暗いよるのびょういんを歩いていたのでした。

 

ちゃんちゃん

 

そういや、「よるのびょういん」を読んだときちょっと怖かったな。いつもは活気にあふれたところに人がいないと、どこでもちょっと怖く感じるのかもしれませんね。

 

 

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