女ドライバーに乗せたいと思わせるためにヒッチハイカーがやるべきこと

きのう、名神高速をドライブしていて、滋賀県内のサービスエリア(以下SA)でヒッチハイクをしている人を見た。彼の行き先は名古屋。私たちは北陸道に行きたかったので彼を乗せなかったが、なぜか彼とヒッチハイクの話題で盛り上がった。


後輩が運転する車に、もう一人後輩と私の女三人ドライブ。SAを出る直前、ENEOSの前に彼は立っていた。A4ほどの白い紙に、名古屋とあまり大きくない字で書いていた。もし、彼の行き先が北陸方面だったら乗せたかもなあと私が言うと、後輩二人から猛反撃を受けた。


「もし、あの人に刃物をつきつけられたら、先輩は太刀打ちできるんですか!?」
「もし、あの人がテロリストで体中にダイナマイトを巻いていたらどうするんですか!?」
「というか、あの人の字汚かったよね」
「もっとやる気が欲しい」
「あそこじゃ車止まれない」
「名古屋の字が小さい。見えない。近づいて見えたときにはもう通り過ぎてる」
「あなたの車に乗せてくださいアッピールをもっとやるんや!」


散々だ。ヒッチハイクをしていた彼も、まさかさっき目のあった女たちが自分のことをけちょんけちょんにけなしているとは想像だにできなかっただろう。言っておくが、私は彼は安全なヒッチハイカーだと信じていたし、字はそんなに汚いと思わなかった。(乗せてくださいアピールをもっとせんかいという意見には賛成)


というわけで、女子目線でヒッチハイクの成功法を考えました。ヒッチハイクはやったことないけれど、車を持っていてヒッチハイカーを乗せる側からの意見です。


女三人、さまざまな意見が出ましたがまとめるとこの一言に尽きます。
「必死にアピールせんかい」


とにかく、必死に。行き先は大きく書く。スケッチブックにデカデカ主張するくらいでちょうどいい。サイズが控えめでは、近づかないと字が見えなくて、車では通り過ぎてしまう。乗せてください!乗せてください!口パクしてもいい、頭を下げるのでもいい、

「なんとしても名古屋に行きたいんです」

その意気込みを買いたい。彼の分のガソリン代を出してあげたい、男の人を乗せるのは危ないかもしれないけど、でも乗せてあげたいと女ドライバーに思わせるには、必死さが必要。


あと、ヒッチハイカーを乗せたとしての話。


「スパイシーな会話とかせなあかんのかなあ?ヒッチハイクの人って
人とのつながりを求めてるんよね?フリーハグの人と同じ原理よね?私にスパイシーさを求めんといてや。かといって無言なのも、ヒッチハイクするんに辛いやろうしなあ」


と愛しの後輩ちゃんが言っていたので、ヒッチハイカーの皆様におかれましては、無理に会話を振ろうとしたり、話を聞こうとしないでいただきたい。


私がヒッチハイクをすることはないと思いますが、ヒッチハイクする人を車に乗せてみたいとは思っています。ヒッチハイカーの皆様は


必死に!行き先は大きく書く!

そして、乗せてもらえても無理に会話を振らない。


という2点に気をつけてください。北陸という車社会の女ドライバーがお送りいたしました。