小さな部活で主将をやっていて心から思ったこと

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(全世界待望の伝統空手マンガ、てのひらの熱を1巻より)


わたしはいま空手部で主将をやっているんですが、この空手部というのがとても小さな部活で、部員は1年生から6年生まで合わせて常に10人くらいしかいません。そんな小さな部活で主将をやっていて、心の底から思ったことを三つあげます。


ひとつめ、次の主将には部員から部活を辞めます宣言を聞かせない。
わたしが主将になってから、2人の後輩から「空手部を辞めます」宣言を聞きました。2人ともほかにやっていた部活・サークルを優先するために、空手部を辞めました。もともと、辞めそうな雰囲気はしていましたが、いざ本当に辞めます宣言がくると辛い。いま入ってくれた新入生たちが辞めないように、必死で空手をやって汗を流している姿を見せ続けようと思っています。


ふたつめ、必死な姿にひとは惹かれる
今年、空手部には新入生が4人入ってくれました。去年はゼロ、多くて3人入るかな?という小さな部活なので、4人というのは素晴らしい。主将として、新入生のひとに対して
「空手部にまた来たい」
と思わせるためにやったことはただ一つ。必死に空手をすることです。
新入生が練習に来ても、新入生のペースに合わせすぎない。上級生は次の試合に向けてふつうに練習する。新入生にはチョコチョコと動き方を教えるけど、メインは自分たちの練習。それを頑張る。
その必死に汗をかく姿に4人とも惹かれたようでなによりです。
4人は入部すると決めてくれたので、そろそろ西医体に向けて新入生にも空手の基礎を教え込んでいこうと思っています。


みっつめ、自分は試合に出なくてもできるだけ大会にはついていく
少人数で遠くまで運転して、空手の試合に出るのは実にデンジャラスです。何がおこるか分かりません。部員から、試合に棄権します、大会も行きません、と連絡があるとわたしはとても不安になります。だれかがケガをしたら、しんどくなって運転できなくなったら、病院について行ったり、運転を交代できるひとが一人減るということです。たとえ試合に出なくても、フリーで動けるひとが試合のときにいるとどれだけ心強いか。試合の動画も撮ってもらえるし、防具や旗も持ってもらえる。
わたしは今度の西医体で主将を交代し、その後は今ほど試合に出なくなりますが、できるだけ部員と一緒に大会に行きます。空手部員が安心して空手をするために、わたしなんかいくらでも使ってください。


以上、小さな部活で主将をやっていて心の底から思ったことを三つあげました。わたしが大学に入って空手部で主将をするなんて、中学高校の知り合いには想像もつかないことでしょう。


実は先ほど、今週末に出場予定だった試合を部員全員で棄権しました。もともと4人で出場予定でしたが、2人がケガして大会に行かないと連絡があったのです。残された2人で遠くまで運転し、一泊して空手の試合に出た後また運転して帰るのは危ない。そう考えて棄権しました。
わたしはものすごくこの試合に出たかったです。正直言って他の人のケガで出れなくなったのが辛くて、家にある食料をヤケ食いしました。


でも、いっぱい食べて元気が出たので、こうやってブログを書いたり、次の試合や西医体に向けてまた頑張るかー!と思えるようになりました。


主将をやっていると、いろんなストレスを抱えます。空手は楽しいけど、やっぱり責任は大きい。西医体が終わって幹部を交代したら、いっぱいケーキを食べることにしています。上本町のなかたに亭がいいです。