女子校という病
こんにちは。ジニだよ。
春休みだから空手してマンガ読んで旅行先のるるぶを読んでギター弾いてネットサーフィンして
ああ、もう、幸せ。
タイトルの「女子校という病」について語りましょうか。
このタイトルは雨月メッツェンバウム次郎先生がcakesに書かれた「男子校という病」からとりました。
cakes.mu
雨月先生は外科医です。外科医の先生のエッセイなんて、まあ普通ありませんし、とにかくおもしろいです。
エッセイを書いているひとや、エッセイが好きなひとはぜひ読んでみてください。(月500円かかります)
個人的にはこじらせ男子より「風邪に医者は無力」みたいな医学系の話のほうが好きです。
女子校という病
さてさて、ワタクシは
中高一貫の女子校
出身なんですよ。
中高6年間の多感な時期を女子に囲まれて育ったわけです。
家族に男は父親しかおらず、この中高6年間でまともにしゃべった男性って
お父さん、学校の先生
だけです。マジで。
学校の先生っていったって60歳を超えた方が多かった。
いとこに男はいるけどめったに会わないし、会ってもほとんどしゃべりません。
あと、塾もほんのわずかに通っていたけれど男子としゃべった記憶が全くありません。
いや、いま一つ思い出した。
後ろに座っている男子にプリントを渡すとき
「どうぞ」
って言いました。はい。それだけ。
塾では女の子とばかりしゃべっていたので、男子としゃべることはほとんどなかったのです。会話をしても義務的な会話ばかりです。
その塾には結局なじめなくて、1年たたずにやめてしまいました。
だからわたしは
中学1年生から大学入学に至るまでの6年間、同い年含む同世代の男子とほとんどしゃべらなかったのです。
すごいでしょ?
中学高校のとき男子としゃべれなかった、仲良くできなかった
男子怖い、男子とは会話したくない
と思っていた経験のある女性のみなさん。
あと、大学にて
わたし「わたしはこつこつ試験2週間前から勉強していたのに、前日から勉強をはじめてわたしより成績がいい男子っているよね?」
友だち「うんうん。高校時代もそんな男子いっぱいいたわ」
といったそこの友だち。
わたしは中高で男子が怖いと思ったことがないし、
前日から試験勉強をはじめてわたしより成績がよかった男子はいないし、
そもそもわたしのまわりに男子がいなかった。
そして大学に入り、ものすご~~~~~~く久しぶりに男子としゃべりました。
そうなるとねえ
小学校のときの男子といま接している20代男子が全くの別物に感じるわけです。
小学校のときの男子には体型だったり名前だったり口癖だったりをからかわれてばかりいて、男子と会話すると
楽しさ:うっとうしさ=1:9
くらいの割合でした。
しかしいま、同い年の男子たちとしゃべって思ったのは
あれ??????
みんないい人じゃない??????
みんな中高6年間のあいだになにがあったの??????
ということです。
しかも医学部だから、おうちはそこそこ裕福でいい教育を受けてきてしかも医者になって患者さんと相手したいひとが大半で、なにが言いたいかというと
好青年しかいない。
しゃべっていて嫌な気分になる男子に出会ったことがない。
そんな好青年たちは背が高く声が低く、そして女子に気づかいもできる。
温室育ち@女子校のワタクシ、
ちょっと話しかけられて優しくされるだけで
「この人、わたしのこと好きなのかな」
とか
「○○君、いい人だな。好きになりそう」
とか
相手にお構いなく恋愛方面に妄想してしまうんですよ。
ひとり少女マンガですよ。
ジニは男子への接し方がいまだによくわかりません。
中高一貫男子校出身者も女子への接し方がわからいのじゃないかな。
むしろ男子のほうが女子としゃべれなかったということに悲壮感がありそう。
と思っていました。
スポンサーリンク
いま書いた話をわたしの彼氏にしてみた
彼氏は共学出身。
彼氏「たしかに小学校のときより背は高くなって声は低くなったよ。
あと、女子をからかうばっかりじゃダメなのも学んだし、さすがに気遣いはするようになったわ。
でも、中身は変わってないで」
とのこと。
彼氏「俺、高校時代にT高校(某偏差値トップの男子校)の機関誌をよむことがあったんだよね。
男子校のやつらに悲壮感はそんなになさそうだった。。
むしろ、(ちょっと気持ち悪い感じの)オタクが多かった。
女子がいない分、女子に気持ち悪がられるとか考えずに自分をさらけだせたんじゃないかな。
共学の男子は自分をさらけだせないやつがいるから、男子校のほうが向いてる男子もいるんじゃないか」
そうか、男子校では異性の目を気にしないでいいから自分をさらけだせるのか。
そういや、わたしの通っていた女子校は
オタクや腐女子
(オタクといってもアニメやら声優さんに限らずジャニーズやKーPOPなどのとにかく何かの熱狂的なファン)
が結構いました。隠してもいなかったし、そういうひとはかたまって仲良くしてた。
オタクや腐女子じゃなくても、異性の目を気にしなさすぎて
女の子を通り越しておばちゃんに近づいてたし、誰かに好かれようとして自分を隠すということがあんまりなかったし、
そもそもみんな、あんまり互いの事情に関わらなかった。(これ、わたしだけ?)
みんな、とりあえず自分の勉強をまず優先していました。
これが某偏差値トップクラスの中高一貫女子校の姿であーる。
女子校はいじめが多そうなんていうけれど、少なくともわたしはいじめがあったことを全く知りません。
みんな自分を高めるのにエネルギーを使っていたから、だれかをいじめるエネルギーがなかったのだと思う。
ひょっとしたらうちの学校でもいじめはあったのかもしれないけれど、わたし自身にいじめ関係にエネルギーを向ける余裕がなかったから知らない。
そうか。
男子校にしろ女子校にしろ
そこでは中高6年間という多感な思春期時代を
異性の目を気にせずに自分をさらけだせるのだな。
あれ
ちょっとまて
女子校をほめる方向にいっているぞ。
タイトルは「女子校という病」
じゃなかったのか。
女子校という病
その症状は
「異性の目を気にせずに」
過ごしてきたために
異性とうまく話すことができない。
そして話しかけられるとすぐに恋愛につなげてしまう。
<まとめ>
女子校病にかかり、男子とうまく話せないわたしに彼氏が出来たことは奇跡
だと思っていたが
話しかけられるとすぐ恋愛につなげてしまうので
案外奇跡でもないかもしれない。
じゃあねっ