人のいいところを見つける

中学の時に歴史の先生が

「源頼朝は彼自身に飛び抜けた才能があったわけではないけれど、人のいいところを見抜く天才だった」

という話をしていました。

私はその頃、自分は何が好きなのか、何が得意なのかよく分からなくて悶々としていました。そんな時にその話を聞いたので、

「それでいいんだ‥！自分に何か特別な才能がなくても、人のいいところを見つける努力をするだけでも十分なんだ」

と思いました。かつての自分はすごくポジティブですね(笑)

私は興味を持ったことをサクッと始めるのが得意なのですが、いろんなことにチャレンジしてきたおかげで、人の良いところを見つけるのも上手くなったような気がします。

例えば、大学に入って空手を始めたから空手の上手い人たちのことを凄いと思えるようになったし、韓国語を勉強しているから語学堪能な人のことを心から尊敬するようになりました。まだまだたくさんあるんですけど、いろんな経験をするたびに世界が広がっていろんな人のいいところが見えるようになったと思います。

人のいいところを見つけたい、自分の経験をその思いにつなげたいと言う気持ちで日々生きています。

歴史の先生の話を聞いたのは10年以上前になります。その頃と比べて何か自分の強みができたわけではありませんが、人のいいところを見つけることは随分上手くなったと思います。

年を重ねるにつれて人のことをよりたくさんの角度から見れるようになりました。年を取るのは悲しいことのように捉えがちですが、いろんな人をより多くの面から見れるようになるので、歳を重ねるのもいいことですね！