呼吸器(肺の異常な空間/肺機能性疾患)、乳腺疾患

胸膜中皮腫:胸壁が肥厚しところどころ厚くて腫瘤状になっている、縦隔の胸膜が肥厚する、胸水は血性でヒアルロン酸LDH が↑


肺の異常な空間

肺の中の異常な空間

無気肺:中枢型肺癌による気管支の圧迫や痰づまりが原因、換気血流不均等分布による拡散障害
気管支拡張症:小児期の炎症の後遺症、非結核性抗酸菌症のMAC症、Kartagener症候群
bleb, bulla:blebは胸膜の裂け目(自然気胸の原因に)、bullaは肺の中の空間
肺分画症:肺と区画が分かれている部分がある、大動脈から血流をもらう、静脈血が肺静脈に注ぐものと下大静脈に注ぐものがある、左S10に好発

胸水

漏出性は水だけで滲出性はタンパク質や細胞成分も含む 、拡張障害 、胸水だけなら胸腔内圧陰圧なので側胸部の水面が高い

気胸

換気血流不均等分布による拡張障害が起こる 、自然気胸・外傷性気胸・血気胸・緊張性気胸に分けられる、緊張性気胸は①肺が膨らまないからPaO2↓② VR ↓で頸静脈怒張、 CO ↓で BP ↓
胸部外傷:(→気胸、胸腔内出血、肺挫傷、flail chest、心タンポナーデ)頚静脈を確認して怒張していれば VR↓で虚脱していればhypovolemic
flail chestと外開放性気胸 :振り子様空気と縦隔動揺と胸壁の奇異性運動が見られる


肺機能性疾患

過換気症候群

アルカローシスではCaとアルブミンが結合しやすくなりfree Caが低下するのでしびれやテタニーが見られる 、急性の変化なので 重炭酸イオンが変化する時間がなくほぼ正常 、しびれを伴う呼吸困難でPaO2低下はない

睡眠時無呼吸症候群

原因は中枢性と末梢性に分けられる、中枢性は胸郭運動がなくなる、末梢性は気道が閉塞して気流がなくなった状態、ポリソムノグラフィーで無呼吸を、筋電図で胸郭の運動を確認する 、CO2↑により交感神経刺激症状→血圧↑、向精神薬や入眠薬は禁忌(筋トーヌスが低下するから)


乳腺疾患

乳腺線維腺腫

硬い

乳腺症

30歳代~閉経前、疼痛、乳管内乳頭腫は血性分泌物が特徴

乳癌

小葉、腺管内にとどまって脈管浸潤がないものを非浸潤癌、あるものを浸潤癌とする 、エストロゲンが発生に関与、痛みを伴わない腫瘤、 浸潤癌では初期から全身に広がっている可能性があり全身治療が必要、エストロゲン受容体陽性ならホルモン療法・ HER2陽性ならトラスツズマブ・いずれも陰性なら通常の化学療法