大人女性よ、空手はいいぞ
私はいま、空手部で主将をやっています。大学に入ってから空手を始めました。空手といってもいろんな種類がありますが、私がやっているのは伝統空手。流派は糸東流です。形(かた)も組手もやっています。
空手というと子供の時は道場に通ってたけど、中学生になってからは行ってないなあ~という人も多いと思います。実際、昇級審査などで流派の本部道場に行くとちびっ子がたくさんいます。
大人になってから空手を始めたひとは、お子さんが空手を始めたから一緒に道場に通うようになったというひとがほとんどです。
しかし、空手はもっと大人女性に広まっていいと思うんです!伝統空手は大人からでも十分始められますし、寸止めルールなので安全です。
今日は、大人女性が空手をやるメリットをあげてみます!
(ここであげるのは伝統空手の話です。フルコンタクト空手や極真空手については詳しく知りません。)
①身体が引き締まる
組手の練習では突き、蹴り、そして形では動作の一つ一つをするのに全身の筋肉を使います。形では前屈立ち、猫足立ち、サンチン、ナイファンチン立ち、四股立ちなどさまざまな立ち方があって、形をやることで脚がかなり鍛えられます。
組手と形をもっとできるようになりたいと思い、筋トレや基礎練習もしっかりやるようになったので、さらに筋肉がつきました。上腕二頭筋はもこっとしています。
②日常生活では決してしない動きの連発に、脳が刺激される
多分、刺激されていると思います。猫足立ちなんて、普通しませんよねえ。形はこういう見慣れない動きの連続なので、できるようになるとかなり楽しいです。賢くなった気分になります。
宇佐美里香さんの猫足立ち。カコイイ!
KARATE 2020 アンバサダーに、「宇佐美里香」「高野万優」「岩田樹里」が就任 | 公益財団法人 全日本空手道連盟より
③ストレス発散
伝統空手の組手は寸止めルールで、相手に当てすぎると反則をとられます。というわけで組手をすることで相手からボコボコに殴られることはありません。突きや蹴りが上段や中段の正しい場所にきれいに決まると、嬉しいです。
練習でサンドバックや相手を攻撃するのも楽しいし、なにより試合で審判の旗がぱっと上がって点を取れたときは最高にpleasureです。
④合法的にお腹から声を出せる
かけ声。空手では大事なんですよ。組手では突きや蹴りがうまいこと入っても、かけ声がなかったら審判が点を取ってくれないこともありますし、形ではかけ声を言う場所が決まっています。
お腹から「エイッ」と言うと、それまで頭の中にあったモヤモヤや不安がどうでもよくなります。私は解剖実習のときや試験前でもかなりの頻度で部活に行ってスッキリしていました。
⑤護身術になる
多分、なるんじゃないでしょうか。なんにもやってこなかった女子よりは確実に強いと思う。別に攻撃しなくても、お腹から声を出すのに慣れてるから、大声を出して誰かを呼ぶのはできそう。不審者にあったら逃げるのがベストですけどね。
以上5つ、いかがでしたか?
いまはコウソウクンダイを覚えています。最初に手を上げるところからの猫足立ちがクール。好き。
私は中学高校と合気道部で、高3の時に合気道初段をとりました。先日あった空手の昇段審査で、初段補を取れて、茶帯から念願の黒帯を取れました!1年後には初段の審査を受けられるので、そこで初段になったら履歴書に
「合気道初段、空手道初段」
って書けるんですよ!!??黒帯2個ですよ!!??強そう。
空手の師範代がおっしゃっていたんですが
「空手は黒帯になってからが始まりや」
とのことなので気を引き締めて精進します。
空手、始めてよかった。
大人女子の皆様におかれましては、ヨガにジョギング、ジム通いもいいですが、近所に空手の道場があったら是非見学に行ってみてください。(流派を聞くこともお忘れなく)