呼吸器(気道閉塞性疾患)、循環器(検査)
気道閉塞性疾患
1.気管支喘息
アレルギーⅠ型で気道の可逆的な閉塞が起こる
肥満細胞に IgE がくっついてヒスタミン放出と膜表面のアラキドン酸代謝が起こる
アラキドン酸はシクロオキシゲナーゼによって プロスタグランジン と トロンボキサンA 2、リポキシゲナーゼによってロイコトリエンに代謝される&好酸球がケミカルメディエーターを分泌する
⇒平滑筋が収縮し血管透過性が亢進して浮腫が起きる
上皮が剥離して咳が起きる慢性化すると基底膜が硝子化する
発作時はβ刺激薬の吸入→テオフィリンの静注→ステロイド静注
間欠時はステロイドの吸入、不安定な場合は長時間作用型のβ刺激薬、テオフィリンを使用する、ステロイドの全身投与は行わない
NSAIDs過敏喘息
酸性NSAIDsによってシクロオキシゲナーゼが阻害されてアラキドン酸からロイコトリエンを産生する量が増える
鼻ポリープを合併する
発作時の治療は喘息と同じ
循環器(検査)
肺動脈弁狭窄症と大動脈弁狭窄症では狭窄後拡張がおこる
僧帽弁狭窄症では僧帽弁前尖後退速度の低下が起こる(?、これよくわからん)
心電図で 誘導肢が正しいかどうかは aVR の波形が下向きだったら正しい
僧帽弁狭窄症では左房負荷でV1での P 波の陰性部分が深くなる
心筋虚血では重症化すると陰性 U 波が出現する