排卵された卵子たちに思いをはせました

こんにちは。ジニやで。


試験が全部終わって春休みになったものの、休みは暇だからどこかに出かけてしまって結局出費が増えています。暇するにはお金がかかるなあ。講義や試験がないのは嬉しいけれど、出費の面では学校があるというのもありがたいものです。

きょうは排卵

さて、わたしはきょう排卵日なんですよ。読まれているかたには心底どうでもいい情報ですが、言いたいから言います。もう一度言います。


わたしはきょう排卵日なんですよ。卵巣から卵子が一個排出されて卵管にいっちゃったんですよ。


基礎体温を測っているわけではないので正確に排卵日かどうかはわかりませんが、たぶんおそらくmaybe排卵日です。おりものが出たので排卵日だと思いました。そういうことです。


トイレでおしっこをしてトイレットペーパーでふくときに妙にトロッとする感覚がありまして。その紙をみたら透明なゼリー状の粘液がついているから、ああ、きょうは排卵日だと考えました。前の生理から2週間ほど経っているし、排卵日で当たりでしょう。

イキのいいピチピチ卵子が1つ減ってしまった

むかしだったら排卵日でもとくになんの感情も抱かなかったのに、近ごろでは
「ふだんは固く閉ざされている子宮頸管だけど、そこからとろっとした透明な粘液を分泌するおかげで今日だけは精子が通れるんだな」
「たしかに授業で習ったとおり排卵日にしかこの子宮頸管の粘液は出ないわ」
そして
「イキのいいピチピチ卵子が今月もまた1つ減ってしまった」
などと考えるようになってしまいました。


産婦人科の勉強をするまで、このおりもののなかに卵子がいるのだと思っていました。だって「排卵」っていうじゃん。体の外に卵子を出す日なのかと勘違いしていました。おりものは子宮頸管から分泌された粘液だったのね。)


今頃わたしの卵子は子宮の卵管膨大部でだれかの精子がくるのを待っています。子宮頸管は粘液でとろとろなので精子が通る準備は万端。もしきょう受精したら一週間かけて移動し子宮内膜に着床するんやね。受精卵を迎えるために子宮内膜は厚く血液で満たす準備をしているんやわ。


でもな


ごめん、わたしの卵巣と子宮。きょうも精子はこないわ。11才で排卵をはじめてから10年経ったね。1年で約12回生理がくるからいままでの排卵回数は12×10=120回やな。わたしが生まれてから約120個もピッチピチ卵子たちがトイレに流されていったんやわ。


120個の卵子精子さえあれば新しい命になったかもしれないわたしの卵子たち。もうとっくの昔にトイレで膣から流れ出て微生物たちによって分解されたわたしの卵子たち。


あしたには子宮頸管からの粘液の分泌がとまって頸管は固く閉ざされ、精子の受け入れは拒否されるんや。受精しなかった卵子は卵管から子宮に移動し、子宮内膜に着床することもないねん。分厚くなった子宮内膜ははがれ落ちて一緒に卵子も体外に流れていくんやわ。


若いわたしのピッチピチ卵子たちは、せっかくイキがいいというのに役目を果たすことのないまま体から出てトイレに流されていくんやなあ。


そう考えるとなんだか悲しくなってきました。ごめんな、わたしの卵子たち。おまえたちに精子を会わせてやれたら、いまごろわたしの子どもとして一緒に遊んでやれたのにな。ごめんな。


とはいっても、ワタクシは大学生。いままでの人生でわたしの卵子精子を会わせてやったとして、もし子どもを生んでいたとしてもですよ。親として未熟だからその子を幸せにできなかったでしょう。生理的には妊娠して子どもを産めるんですけどね。

だからこそ

だからこそ今後の人生でわたしの卵子精子を会わせてあげられることがあったら、そのときは受精卵となったその卵子を精一杯応援したいのです。


からだの外に排出されてしまって、新しい命になることのなかった卵子たち。わたしが妊娠しないせいで役目を果たさないまま死んでいった細胞たちがいるから、奇跡的に受精した卵子のことを心の底から祝福してあげたいのです。


生理のたびに、受精しなかった卵子が体外に流れていくのだと考えていると悲しい気分になります。考えなければいいのに、考えてしまうから精神衛生上よろしくない。はやくわたしの卵子精子をあわせてあげたい。受精させてあげたい。ピッチピチな卵子排卵されているうちに。


いま最初から読み直しました。男性からしたら重い女かもしれませんね。でも、21才現在の本音でございます。


男性の精子は日々作られています。けれど女性の卵子はお母さんのお腹のなかにいるときにたくさんつくられて、そのあとは細胞分裂をすることもなくただ減っていくだけです。排卵ででてくるのは一番成熟した卵子だけで、成熟しなかった卵子は日々死んでいっているのです。だから卵子は毎日何十個も減ってるんやで。*


これだけ妊娠・出産のことを考えても、実際にできるとは限らないしいまの時点ではできるかどうかすら分かりません。でも、もし妊娠したらその受精卵、そして生まれてきた子どもを元気に生きさせてやりたいなと願うばかりです。


産婦人科の勉強をしてから、はやく妊娠しなくちゃという焦りがあります。でもね、焦るのも考えすぎるのもよろしくないわ。まあ、焦りつつでも気長に妊娠のタイミングを待ちます。


<まとめ>

noteでも子どもを産みたいみたいなことばかり書いていて、みなさまにひかれてないか心配しています。




じゃあねっ

*のところは医療法人浅田レディースクリニックHPを参考にしました。