女子校育ちのわたしが男子とのコミュニケーションを上手くする方法に気づきました
わたしは中高一貫の女子校出身で、家族には男兄弟はおらず、塾にもあまり通わなかったうえに、通っていた短期間で男の子としゃべることはなく、何が言いたいかというと、中学・高校生男子としゃべったことがほぼないのです。
小学校を卒業して以来皆目男子としゃべらなかったのが、大学生になって同年代の男子としゃべる機会がとても増えました。そして、あることに気づきました。男子としゃべるとき、少し声が高くなっているのです。緊張しているのか、無意識に媚びているのか。女子としゃべるわたしじゃない。
男子とは普通にしゃべっていたつもりでしたが、実は肩に力が入っていたことに4年生にしてやっと気づきました。2年の時の解剖実習なんて、うちの班は女子ひとり男子3人だったので、男子に囲まれてそりゃあ肩がこるわけです。あのときは変に気疲れしました。
去年、彼氏ができて男に慣れたというのと、彼氏から男の扱い方を教わったからか、男子相手に普通にしゃべれるようになってきました。そこでわたしが学んだことは
「男子は雑に扱っていい」
ということです。どう接していいのかわからないので、実習班では男子にたくさん話しかけたり、女子っぽさを出そうと声をちょっとキャピキャピさせたりしていました。でも、そんなことをする必要はなかったのです。声は素でいい、無理に笑顔を作らなくてもいい、別に話しかけなくてもいい。仲良くなりたいひととは、ただ一緒になにかをすればいい。それだけでいいんだとやっと分かりました。
空手部の新入部員向けメニューを本格的に作り始めるんですが、彼氏から
「男は筋肉痛にさせてナンボ」
と言われているので、ここでも男は雑に、めっちゃ身体を鍛えさせるつもりです。女子はもうちょっと丁寧に接してあげるからね。
中高6年間の女子校育ちで、かつ家でも母や妹とたくさんしゃべる環境だったせいか、女の共感コミュニケーションに染まりすぎた気がします。
「きょうこんなしんどいことがあったんよ~」
「あぁ、それは大変やったね」
みたいな共感。男子にこんな共感は必要ないのです。むしろ、一緒になにかをする、もしくは同じ場所で一緒に過ごしながら、それぞれが別々にやりたいことをやる。男子とのコミュニケーションはそれでいいのです。共感はいらない。雑でいい。
というわけで、男社会の医学部にやっと慣れてきました。共感がいらないコミュニケーションというのも楽ですね。彼氏には感謝です。
男のひとと上手くしゃべれない女子に届きますように。