循環器(QB)
大動脈弁と肺動脈弁が半月弁
僧帽弁狭窄症では拡張中期ランブルを、大動脈弁閉鎖不全症では拡張期灌水様雑音を認める
大動脈弁閉鎖不全症では相対的な僧帽弁狭窄を生じ拡張期ランブル Austin flint 雑音を認めることがある
浮腫が顔面と上半身に強い時は上大静脈症候群、顔面を含む全身に強い時はネフローゼ症候群や甲状腺疾患も考える
カルシウム拮抗薬は〜ジピン・ジルチアゼム・ベラパミル
Forrester分類の ボーダーラインは 肺動脈楔入圧が18 mmHg、 心係数が2.2L/分/m2
房室結節の不応期を延長させる薬剤はCa拮抗薬(ベラパミルとジルチアゼム)、β遮断薬(プロプラノロール)、ジギタリス
QTの長さは心室全体が脱分極してから再分極を終えるまでの時間にあたり、QT 延長により起こる不整脈は心室性不整脈である
後天性 QT 延長症候群の三つの原因として薬剤(抗不整脈薬・抗うつ薬・抗ヒスタミン薬など)、低K血症(下痢・嘔吐・甘草など)、QTを延長させる薬剤(四環系抗うつ薬・抗ヒスタミン薬)がある、また抗菌薬の中では ニューキノロン・マクロライド ・ST 合剤が原因となる
高度房室ブロックは時々ならリズムが心室に伝わるもので3対1、4対1伝導などある
β遮断薬は房室伝導抑制作用があり房室ブロックでは禁忌、また冠動脈攣縮(スパズム)を誘発しやすくするので異型狭心症でも禁忌
房室ブロックにおいて徐脈を改善させるために緊急時に使用する薬剤はアトロピン(抗コリン薬)とイソプロテレノール(β作動薬)である
頻脈や期外収縮で1回拍出量が少ないと脈が触れなくなる
ジギタリスと低K血症はどちらも細胞内へのKの取り込みが抑制されるため作用が増強する
クレアチニンのみで腎機能を評価してはいけない
異型狭心症では発作予防にはカルシウム拮抗薬やスタチン、発作時には亜硝酸薬を用いる
冠攣縮誘発因子は過換気、アセチルコリン、エルゴノビン負荷