小児科(内分泌代謝疾患、感染症、膠原病)

内分泌代謝疾患

新生児マススクリーニング:生後4~7日、十分に哺乳して代謝を起こしてから行う、発見頻度が多いのはクレチン症

クレチン症:胎児期に甲状腺機能低下。染色体異常や遺伝子異常ではない
出生時に不活発で、身長は正常。よく調べると大腿骨、脛骨の骨端部の骨化の遅れ、小泉門の開大がある
放置すると知能低下、低身長
TSHの上昇で診断
嗄声や巨舌といったムコ多糖の障害は出てくるのに時間がかかる

21水酸化酵素欠損症:アルドステロン↓(低Na)、コルチゾール↓(低血糖)、17-ヒドロキシプロゲステロン↑、アンドロゲン(デヒドロエピアンドロステロンなど)↑
低Na、高K、アシドーシス
ACTH↑で色素沈着や副腎皮質の過形成
アンドロゲン↑→女児は新生児期から外性器が男児様、男児は成長とともに性成熟症(男女で時期が違う)
ハイドロコルチゾールコルチゾール、アルドステロン補充

原発性低身長:生下時から低身長、骨年齢・性発達正常

下垂体性・甲状腺性低身長:途中から徐々に<成長ホルモン分泌不全(骨盤位多い)>、途中から急に<脳腫瘍、慢性甲状腺炎
骨年齢、性発達遅れる

くる病:骨の質に異常、V.D↓、Fanconi、低身長、O脚、エックス線で骨影が薄く骨端盃状、骨端線開大

性早熟症:性の早熟の判断→女児では7歳6か月未満で乳房の発育がみられる
①身長の伸び↑②骨年齢↑③エストラジオール↑
中枢性、末梢性の鑑別
LH-RH作動薬

骨年齢:手根骨の数で判断、≦2歳なら満年齢+1、3-9歳なら満年齢と同じ

ケトン体性低血糖症:1~5歳、低血糖で最多
肝臓でアラニンとアセチルCoAからグルコースを作る回路が未熟
D/D周期性嘔吐症:幼児期後半、学童
回路のバランス崩れる(低血糖-、ケトーシス)、視床下部→1腹痛嘔吐、腹壁柔らかい、2股動脈音

感染症

突発性発疹:乳児、HHV6、熱性けいれん合併することも
まず発熱、全身状態良い→解熱後皮疹(体幹部に紅色斑丘疹)、経過観察

麻疹:幼児期、潜伏期10日、カタル期→Koplik→紅色斑丘疹、二峰性の発熱
やや褐色で融合して色素沈着残す

風疹:学童期、潜伏期2~3w、発疹と同時にピンク色の紅色斑丘疹、リンパ節腫脹、ITP、妊娠初期の初感染で経胎盤感染、奇形(難聴白内障動脈管開存症

水痘:潜伏期2~3w、頭皮にもおちんちんの先にも水疱出る

手足口病

伝染性紅斑:顔面に蝶形紅斑、四肢にはレース状の紅斑
妊婦が初感染なら経胎盤感染し赤芽球癆、胎児水腫(疲れていたり(遺伝性球状赤血球症)弱いもの(胎児)にうつるイメージ)

D/D川崎病

ムンプス:発熱、耳下腺の腫脹、発赤なし
髄膜炎、内耳炎、精巣炎

<潜伏期>
麻疹:10日
風疹、水痘、ムンプス:2~3w

膠原病

川崎病、若年性特発性関節炎


これでテコム小児科1週見終わったので、次は呼吸器をやります。