神経(解剖生理・神経症候)
正常体温で心停止後回復不能な脳の損傷が起こるのは5分から7分
正常成人の脳脊髄液の産生量は1日に500ミリリットルで 髄液全体を3から4回交換できる量(髄液は全部で90から150ミリリットル)
植物状態では 上丘が障害されていなければ追視できる、脳幹網様体の働きが保たれるので睡眠覚醒リズムはある
糖尿病の末梢神経炎の好発部位の一つに 動眼神経があり片側単発発症する
Horner症候群では瞼板筋が麻痺し眼瞼裂が狭くなる
顔面の感覚はほとんど三叉神経で、顔面神経の感覚は 鼓索神経障害により味覚障害が起こるのが有名
胸鎖乳突筋は反対側に頸部を回転する
感覚障害は感覚伝導路が障害されてる時に起こり、筋のみ障害されているなら起こらない
強制把握現象は前頭葉症状
表在反射は皮膚をこすったら筋肉が収縮するもので 挙睾筋反射と腹壁反射などがある、上位でも下位でも障害されたら消失する
腱反射は筋萎縮が強ければ低下する
神経原性なら遠位筋優位で、筋原性なら近位筋優位に萎縮する
舞踏運動は四肢遠位の速い不規則非対称無目的な運動
バリスムは上下肢を投げ出すような速い運動
アテトーゼは四肢遠位のゆっくりとした運動
ジストニアは体幹・四肢近位筋に見られるゆったりとした運動で異常な姿勢を示す
本態性振戦は リラックスしたアルコール飲料で低減し、β blocker(特にプロプラノロール)により抑制される
前庭神経炎は平衡覚が障害されるのでRomberg徴候は陽性
急性連合性脊髄変性症はビタミン B12の低下により側索と後索の脱髄が起こるもの
脊髄癆は神経梅毒のひとつで後索・後根・後根神経節が障害される
うつ状態では頭痛を伴うことが多い
Brudzinski徴候は 患者を安静臥床させて頚部を前屈すると両下肢が膝関節で屈曲するもの